30年くらい前まで、神納川区の内野と山天では、甘酒祭りという秋祭りが行われていました。
そのお祭りで必ず振舞われるのが、大鯖寿司(さばの姿寿司)です。
甘酒祭りを調べていくうちに、実物が見たくなり、、山天のおばさんに協力してもらい作ってもらいました。
まず、塩さばなので、塩抜き。
それから、酢、砂糖、ゆずで一晩〆ます。
ご飯は1尾に対し、少しだけもち米をまぜた白米を3~4合炊いて、塩だけで味付けします。
味付けした後、れんげでつぶしていきます。
(“れんげ”とはすりこぎのことのようで、そう呼んでいました。)
つぶすことで、もちのようになり、形を整えやすなります。
さばの形に、にぎります。
さばの形ににぎったら、さばにつめていきます。
おいさんも見に来ました。おいさんは昔30本くらいつくったことがあるそうです。
できあがったさば寿司。
インパクトがありますね!
横にボールペンを置いてみました。
厚さもあります。
人にあげていたら、五百瀬の自宅に帰ったらこんなにちいさくなってしまい、
さばがどことなく寂しそうでした 笑
食べ方は、切って、焼いて食べるそうです。
断面図はこんな感じ。コーヒー缶と比べてみました。
焼いて食べるのがおいしいなら、
焼肉屋さんの〆に出てきたら面白いだろうなと思ってしまいました。
切り分けたさば寿司が網の上に並ぶ。
それを家族、友人などで、ワイワイしながら食べる。
いつか奈良の焼肉屋で流行らないでしょうか・・・。
ちなみに、頭がいちばん美味しいそうです!!
神谷