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大豆をすごくの巻

昨日山天に行くと収穫して乾燥させていた大豆をすごいていました。

こうして大豆の入った殻、茎ごと棒でバシバシどつきます。

すると大豆は割れずに殻からうまくはずれ、シートの上に転がります。

その力加減が絶妙なのでしょう。

結構勢いよくどつくので、豆もシートを飛び越え散らばります。それを丁寧に拾い集めます。

大豆が殻からはずれると、大きい茎や葉っぱを手でかき集めます。そしてその茎や葉は焼いて灰にします。

それは、こんにゃくなどを作る際、貴重な灰汁抜きの材料として使用します。

竹で編んだテミをうまく使って大豆と細かなカスを分けます。

こんな感じで、吹く風をうまく利用して宙に浮かせた豆とカスをより分けます。カスは軽いので風に乗って飛ばされ

重い豆や茎が残るということです。おばさんたちが言うに、このときにでる細かなカスは、この時期たまねぎの肥料

としてまくと最高なんだそうです。

これがその大豆です。おばさんは2種類大豆を作っていて普通の大豆と、ここに写っているのは青大豆というもの

だそうです。この青大豆は、なんとこの地方で100年以上前から作られ、受け継いできたものだそうです。今年は

猛暑の影響と、収穫間際に猿にやられたらしく収穫量は少なめだということです。この豆はとても貴重なものだなと

思うとともに、僕達にできる事を考え、この先も残していく必要があるものだと感じました。そして、こんな一つの仕事

の中でも学ぶことはたくさんあることを、改めて実感しました。

                                                                  いさお