今年のかんのがわHBPの大きな取り組みのひとつである、ゆべしづくりを昨日しました!
ゆべしとは、十津川村で昔から、保存食品としてつくられていたもので、
ゆずの中身をくりぬき、そのなかに、味噌を中心に、ごまやそば粉、しいたけ粉などを入れて、
蒸し、冬の寒風で乾燥させてつくります。
と言っても、伝統食品によくあるとおり、作り方や材料は各家庭によって様々で、本来は各家庭の味というものがあるようです。
食べ方も薄くスライスして、そのまま食べたり、味噌汁に溶かしたりするようです。
個人的には、とても好きですが、村内の方でも好き嫌いがだいぶ分かれます。
ゆべしの作り方は、
まず、ゆずの中身をくりぬきます。
はい、チーズ。 吉村のおばさん・・・くりぬくのに一生懸命です。
くりぬいたら、ていねいに中身をつめていきます。
中身のもち米やしいたけはミキサーにかけて、粉にします。
岡村のおばさんは興味津々です。
さあ、いよいよ蒸していきます。
せいろにゆずをセットして、3時間蒸します。
じゃん!蒸しあがりました!
ものすごい湯気です。
味噌がゆずから飛び出て、ろくろ首みたいになっています。
これをひとつひとつ丁寧に、お化粧直しをして、表面が固くなるまで乾かしていきます。
完成までに、寒風で乾燥させなければならないので、食べられるのはまだ先です。
じっくり、ゆっくり、おいしくなっていきます。
僕は、ゆべしが好きなので、待ちきれないところです。
ゆべし情報も更新しますので、お楽しみに。
神谷